ファーム大しま:いちじく畑ができるまで

愛知県一宮市のいちじく栽培・菓子製造 ファーム大しま 
〒491-0824 愛知県一宮市丹陽町九日市場2852 TEL&FAX 0586-77-0975


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私は19歳で三世代の農家に嫁ぎ、早いものでもう半世紀が過ぎました。

今ではいちじくの栽培と加工、販売や食育活動、地域おこしなど、農家の女性としてさまざまな活動をしていますが、実は他になりたかったものがあります。それは…モリハナエ!そう、デザイナーになりたかったんです。

でも嫁いだのは露地野菜を栽培する農家。農家は共働きが基本ですから、私も日中はもちろん農作業です。畑に出ることも出荷の手伝いも、お金の管理もなんでもやったし、三人の子宝にも恵まれて、子育てにも大わらわでした。



でもデザイナーの夢をあきらめたわけじゃありません。

というのも、生まれたのはかわいい女の子たち。私は家のことを済ませ、子供達も寝た夜の時間を使って、子供たちや自分の洋服を作っていたんです。

おかげで、農家の嫁の仕事もしながら、好きな「モリハナエの道」も味わうことができたのですからとても幸せでした。



michikoandchieko.jpg娘とさて、そんなこんなで月日は流れ、孫にも恵まれたころ、突然長女が農業をやると言い出しました。

長女はそれまで音楽をやっていたものですから、農家の娘とは言え農業は未経験。

さて、どうしたものか、と思っていたら娘がいちじくの栽培を教わって来ました。いちじくなら収穫に力もいらず、女手でもどうにかなりそうです。それに果物を育てるのはなんだか女性に向いてるようにも思いませんか?

いちじくはまったく未経験でしたが、母娘で一から栽培にチャレンジすることになりました。



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そうして始まったいちじくの栽培ですが、最初は思わぬトラブルもありました。

例えば雪。

うちではいちじくの木の上に鳥よけのネットを張っています。このネットの目は粗く、雪は下に落ちるはず…でした。しかしその夜はこの地方では予想外の50cmにもなる積雪。どんどん降る雪は下に落ち切らずにネットの上に積もって行き、ついにネットを支えるパイプが重さに耐えきれずに曲がってしまったのです!

すると、積もりにつもった雪がいちじくの木を直撃!

なんと8割の木が裂けてしまうという大打撃を味わいました。その後木の修復に1カ月以上を費やし、旅行も二件キャンセルしましたが、今となってはそんなこともいい経験だった、と今では雪が降ると娘とせっせと雪を落としています。いつだったかは、隣接する民家のクリスマスイルミネーションを見ながら雪を落としたのもいい思い出です。


koubou.jpg工房にてそんなこんなの我が家のいちじく栽培ですがもう10年が経過しました。

おかげ様で生産量も順調に伸び、多くのお客様に「大島さんちのいちじく」をご愛顧いただいていますが、農作物には、少しサイズが小さかったり大きかったりする「規格外品」がつきものです。

普通、それらの規格外品は捨てられてしまうのですが、そこは女ですから、「もったいない!」の精神が生きてきます。だって味はほんとうに抜群なんですよ。

jam3.jpgファーム大しまいちじくジャム
そこで今度はいちじく畑に隣接した土地に工房を作り、そこで完熟いちじくだけを使ったジャムを作り始めました。

せっかく自然の甘みがあるのだから、それを活かして、短時間で仕上げるオリジナルの製法を編み出し、今では「一宮ブランド」として認定もいただきました。

いちじく加工品としては、その後グラッセ、コンポートと新商品も開発しています。

これらの加工品も青果としてのいちじく同様、多くのお客様におよろこびいただいています。今までは主にご自宅用にお使いいただいていましたが、「ギフトとして人に贈りたい」とのご要望もあり、現在ギフトセットを開発中です。

19の時から始まった私の「農家の嫁」としての人生、まだまだ楽しいことがありそうです。

商品紹介

いちじくのジャム

jam3.jpg完熟いちじくの自然の甘みと食感を活かしました。
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いちじくのグラッセ

grasse2.jpg完熟したいちじくを天日で丁寧に干しました。
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いちじくのコンポート

conport2.JPG完熟いちじくをまるごとコンポートにしました。
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